昨年12月に全米ツアーを終えたばかりの311が、MOUNTAIN STAGEについに登場!  まずはカッティング・ギターに導かれ、ゆったりとしたレゲエ調のナンバーで幕開け。ベースがファンキーに跳ね、DJがスクラッチを繰り返すこの曲で、今までのマウンテン・ステージにあったパンキッシュなノリは一瞬にしてグルーヴィーなものに変わった。 スカ、レゲエ、へヴィ・ロックとあらゆるジャンルを取り入れている彼らのステージだけに、繰り出すナンバーによって観客のノリも様々な表情をみせてゆく。メタリックで重く引きずるギター・リフにラップとスクラッチを絡めた曲ではオーディエンスがタテノリで暴れまくり、粘っこく跳ねるベース・ラインにスクリューするギター・ノイズと高速でまくし立てるラップが融合したナンバーではモッシュの嵐! そうかと思えば、ワウ・ギターでリズムを刻み、小鳥のさえずりのようなスクラッチにレゲエ調のゆったりした裏打ちビートが絡むナンバーでは会場全体にピースな空気が溢れ観客が横揺れする。 後半、ステージ中央に4台のシンバルとバスドラが用意され、メンバー全員が一体となりドラムの乱れ打ちを披露するシーンはまさに圧巻! その一糸乱れぬドラミングに会場は感嘆の声を上げていた。まさにミクスチャー・サウンドとは何たるものかを、まざまざと見せ付けてくれたステージだった。

SET LIST
○All Mixed Up
○Beautiful Disaster
○Freeze Time
○Sick Tight
○Amber
○Come Original
○Don't Tread On Me
○Applied Science
○Creatures
○Down
○Feels So Good (if have enough' time)